リナックスの生い立ちと成長
リナックスは、コンピュータやパソコンの本場ともいえるアメリカではなくフィンランドで生まれました。
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しかもリナックスを誕生させたのはたったひとりの大学生だったのです。
彼は大学に在学中にパソコンよりも大型のコンピュータのOSとして現在も広く利用されているUNIXに似たMINIXという学習用のOSにどんどん改良を加えていったのです。
やがて彼はUNIXのようで、しかしオリジナルなOSをつくりあげました。
それがリナックスの原型です。
そのため古くからのリナックスのユーザーには、彼の母国語であるスウェーデン語によって、Linuxをリヌクスと今も発音する人もいます。
彼はリナックスの発明によって、多くの人の尊敬を集めていますが、彼のユニークなところは、リナックスのエンジン部分であるカーネルといわれる部分を公開したことにあります。
このことは例えるならば、自動車メーカーがエンジンの仕様をすべて公開したようなものです。
もちろん営利を追求する民間事業者にはそんなことはできません。
そんなことをすれば、その事業者が多額の費用をかけて行なったOSの開発成果を他社に盗まれることが目に見えているからです。
しかし、儲けを得るということよりも、OSは道路のような社会的財産であるという考えを持っていたひとりの学生によって、リナックスのカーネルは公開され、それによって世界中のコンピュータプログラマーが、この新しいOSのためのプログラムを書くことが可能になったのです。
つまりリナックスはある1社の民間事業者に雇われたプログラマーが開発しているのではなく、世界中のプログラマーがボランティアとして開発しているOSなのです。
その開発と改良は今も続いています。
不具合が発生すれば、すぐに誰かが改良します。
多くの人が使いやすいOSにすべく努力をする人もいます。
他のOSとの互換性を保つためのソフトを開発する人もいます。
誰もが使いやすいようにTipsを整理する人もいます。
このようにしてリナックスは、日々、成長してきました。
そして今やフィンランドのひとりの大学生が種子をまいたリナックスは、世界中の様々な国の基幹コンピュータのOSとして採用されたり、多くの研究機関が利用する、素晴らしいOSとして進化し続けているのです。
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